親の遠距離介護【我が家の出来事】救急隊員からの電話

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どーもこんにちは!
このブログでは私えびちゃんが親の介護を経験した上で、やって良かったこと、
やっておけば良かったなと後悔したことをお伝えしています。
少しでも参考になれば幸いです。

我が家の出来事としてエピソードを書き始めた途端に次から次へとお騒がせ事件を起こす親父。
ネタ提供のつもりかよ!と思うほどに色々と手を焼かせてくれます。

救急隊員からの電話

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お父様が自転車で転倒しました

午前中会社で仕事をしていると電話の着信があり、見ると親父からの電話でした。
しかし聞こえてきたのは明らかに若い男の声でした。
「お父様が自転車で転倒して救急搬送しています。意識はあります。お父様から息子さんのお名前をうかがってお電話しています。」
搬送中の救急車から救急隊員が父の電話を借りて電話してきたのです。

「意識はしっかりしています。痛みはないが胸が苦しいと話されているので○○総合病院へ搬送しています。
息子さんは仙台におられるとお聞きしています。ですから今すぐこちらに駆けつける必要はありません。
ただ、お近くにお住いのご親戚の方などにご連絡いただいて病院の方へ来ていただけるよう連絡して頂けたらと。」

申し訳ないけれど

ついこの前電話に出ない事件で出動要請したばかりなのですが、今回も同じ浜松市内に住んでいる私の従妹に連絡しましたよ。ホント申し訳ないんですけど。
幸いにも動いてもらえることになり、親父本人が保険証を携帯していたかどうかもわからなかったので、鍵を預けている従妹が自宅へ寄って保険証の有無を確認してから病院へ向かってもらえることになりました。
掛川に住む叔母も駆けつけてくれるとのことです。

診断結果

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肋骨2本

頭部MRIから血液検査、心臓ペースメーカーのチェック、レントゲン等々の結果、肋骨が2本折れていました。
しかし本人は痛みは無いとケロッとしていたようです。
その日親父は白内障の目薬が無くなったため、自宅から5キロほどの距離にある眼科まで自転車で行き、眼科へ着いてから保険証を忘れたことに気づいて取りに帰る途中で転倒したらしいのですが、往復する間になんと4回も転倒したらしいです。
診察した医師からもう自転車は止めなさいと忠告された際、「やめませーん」と言い返していたそうですが。。。

1日に4回転倒って。。。

このところ認知能力、身体能力ともに衰えが著しい親父ですが、時々自転車で転倒することはあってもまだ大丈夫かなと思っていましたが、1日に4回も転倒するとなるとこれはちょっと見過ごせません。
当日は親父本人も頭が混乱しているようで話していることがあいまいだったため、翌日話を聞いてみると眼科への行きに2回帰りに2回転倒したことは事実で、どうもバランス感覚が衰えていることに加え、左足を出すことはできるのですが、右に傾くと右足が出せずにそのまま倒れてしまうことがわかりました。

もうさすがに自転車を取り上げる時期になっていることは確かです。
しかし近くのコンビニまで歩いて行くことも困難になっている状況で何とか乗れていた自転車まで失うと、いよいよ一人で生活するのは厳しくなってきます。

事件の真相

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自転車はどこへ?

診察が終わり、従妹の車で帰路へ着いた親父ですが、転倒現場に残された自転車を回収しなければなりません。
幸い、自転車の鍵は救急隊員の方が回収してくれていましたし、従妹の車に自転車を積むことも可能だったのですが、本人に「どこで転んだの?」と聞いても頭が混乱しているようで「わからん」の一点張り。

結局、従妹が搬送された病院経由で転倒した場所を確認してもらい、自転車は近所の方が預かってくれていることがわかりました。

119番通報してくれた若夫婦

叔母と従妹が菓子折りをもって自転車を保管してくれたお宅で話を聞くと、親父が転倒した現場を車で通りかかった若い夫婦が車を停めて親父を助け、救急車を呼んでくれたらしいのです。
そのご夫婦も熱を出した子供を病院へ連れて行く途中に現場に遭遇し、急いでいる中停車して救助してくれたのです。
世の中まだまだ良い人もたくさんいるんですね。
お礼のしようもないのですがありがたいことです。ホントに。

まとめ

当の本人はあまり痛みも無いせいか翌日、保険証を忘れて受診できなかった眼科へまた自転車で行くというので、
「2本もろっ骨が折れているのだから当分自転車は禁止。安静にしていること。眼科へ行くのはタクシーで行きなさい」と話しました。
認知能力が低下しているので怒っても仕方ありません。何とか理解してもらえるように話すしかありません。
結果、眼科へはタクシーで往復したようですが、そのあと自転車で床屋へ行ったらしいです。

一度何か事件が起こると本人一人では対処ができないため、周りの多くの人に迷惑がかかるようになってきました。
自由気ままな独り暮らしもそろそろおしまいです。
次の一手を早急に決めてその準備をしなくてはなりません。

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えびちゃん

このサイトの管理者。静岡県に住む両親を宮城県から遠距離介護している経験をブログで発信、友人の画家 小泉清亮とのエピソードも記載しています。

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