どーもこんにちは!
このブログでは私えびちゃんが親の介護を経験した上で、やって良かったこと、
やっておけば良かったなと後悔したことをお伝えしています。
少しでも参考になれば幸いです。
遠距離介護をしていると親の様子が気になりますよね。
世の中には多くの見守りサービスが存在しますが、私にはどれも少し的外れな気がしてなりません。
親の遠距離介護をしている人は本人のための安否確認をするべきです
安否確認だけなら方法はたくさんあります
警備会社の見守りサービスや、電動ポットの動作で生存をお知らせする方法。
新聞配達・牛乳配達・ヤクルト・生協宅配など多くの配達業者による異変を感知して通報してくれるサービス。
単に安否確認をする方法なら色々なサービスがありますよね。
それは何のため、誰のための安否確認ですか?
もちろんそれが悪いって話ではありません。
いち早く異変を察知してくれるシステムは重要ですし、毎日宅配して対面で手渡ししてくれる業者などとのちょっとした会話も、孤独な高齢者にとってはどれほどありがたいものか。
ただ、それは何のために、誰のためにやっているのかって突き詰めて考えたときに、それって親本人のためではなく、あなたのためにやってることじゃないのかなって思うんです。
孤独死が問題になって久しいですが、生存確認は孤独死させないためにするのでしょうか。
孤独死すると住んでいた住居(賃貸なら特に)にダメージが大きいからでしょうか。
孤独死するとあなたが後悔するからでしょうか。
本人のためにできること・会話の重要性
動けなくなったり、亡くなったりしたことを察知するシステムではなく、生きている本人のための安否確認をするべきではないでしょうか。
私の場合、母が長期入院することになり、父が一人で暮らすようになったことをきっかけに毎朝電話をすることにしました。
元来人付き合いが得意ではない父は、母がいなくなったら一日中誰とも会話をしなくなると思ったからです。
そういった意味では上記の対面で配達してくれるシステムはありがたいですね。
歩かないと脚の筋肉が衰えるのと同様に、話をしないと口の筋肉も衰えます。
毎朝5分10分程度の会話ですが、それでも話をしないよりずっと有効だと思います。
それに独居生活が長期化すると、認知機能の低下に影響するそうです。
父と話すネタなんてほぼ無いですけど、それでも毎朝の天気から、病院へ行く日程や、日用品で足りないものはないかとか、
認知機能が衰えてきているので一日のスケジュール確認だけでも結構会話できます。
もう2年以上毎日電話していますが、スケジュール確認や重たいものなどamazonで宅配を手配したりと、自分がほぼ父のSiriと化している気分です。
自分で言うのもなんですが、父としても息子が毎朝電話してくれるのはうれしいことなんじゃないかなと。
さだまさし氏の「案山子」を聴いて不覚にも涙を流してしまう方ならわかっていただけるのではないかと思います。
とは言え毎日電話をするのは疲弊します
認知能力が低下した親との会話
とは言え、毎朝電話するのは疲弊します。
特に認知能力が低下し、話をなかなか理解してもらえない、言ったことをすぐに忘れてしまう実の親との会話はイライラしてきます。
電話をトイレに置き忘れたままだったり、枕の下に入っていて鳴っているのに気づかず、何度電話しても出ないときなどは最悪のケースを想像しながら出社することになります。今のところは昼までには折り返しの電話がかかってきていますが。
まとめ
・毎日電話するのはさすがにこちらのメンタルに問題が生じる恐れが大なのでおススメはしません。
ですが、定期的に電話することをおススメします。
・近距離にお住まいであれば定期的に訪問してあげることをおススメします。
・遠距離でなかなか電話もできないという方は、手渡しできる宅配サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。