どーもこんにちは!
このブログでは私えびちゃんが親の介護を経験した上で、やって良かったこと、
やっておけば良かったなと後悔したことをお伝えしています。
少しでも参考になれば幸いです。
親の介護をしていくにあたり、介護度が上がるにつれ自分達だけでは介護する事が難しくなってくるようになるでしょう。その場合はもう介護施設等のプロの手に頼る他ありません。
でもどんな種類の施設があって、それぞれどんな特徴があるのか、また費用はいくらくらいかかるのかわかりませんよね。そのあたりを事前に知っておくことは後々必要に迫られたときに役に立ちます。
親の介護をする準備として老人ホーム見学と資料請求は必須事項です
介護施設にはどんな種類があるのか
介護施設には概ね以下の種類があります。
公的施設:
・特別養護老人ホーム(特養)
・介護老人保健施設(老健)
・介護療養型医療施設
・軽費老人ホーム(A・B型)
・ケアハウス(軽費老人ホームC型)
民間施設:
・介護付有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・グループホーム
・サービス付き高齢者住宅(サ高住)
・シニア向け分譲マンション
どの介護レベルから施設入所が必要か
上記に記載した通り、介護施設には多くの種類があり、公的機関が運営している施設と民間施設があります。
例えば特養などは費用が他の施設より安く済みますが、入居できるのは要介護3以上の方に限られます。
施設によってそれぞれ入居できる基準が異なりますし、掛かる費用にも差があります。
また、本人の介護度や収入の金額によってもかかる費用は変わってきます。
最近では民間の有料老人ホームでも公的施設と比較して総額費用にそれほど差が無いところも多くなっているようです。
ですので、まずは親がどのような状態になったら自宅介護から施設入居へ移行するべきなのかを決めておいたほうが良いでしょう。
そして、自宅近隣にはどのような施設があり、どのレベルから入居が可能で、どのくらいの費用が必要になるのかを調べておくべきです。
そうすることで、スムーズな入所が可能になります。入所が必要=自宅介護は無理な状態ですから、なるべく入所までにかかる日数を減らす=あなたと周囲の人の負担を減らすことが必要です。
なぜ事前見学が必要なのか
前述したようにあらかじめ計画を立てておくことであなたにかかる負担を減らすことができるからです。
可能であれば本人も同行してもらい、見学のほかに提供される食事の試食などもしてもらいたいところです。
しかし、入所に前向きな高齢者はそう多くないでしょうから拒否されることも多いでしょう。
拒否された場合はあなただけでも見学し、実際に施設担当者から詳しく説明を受けてください。
実際には提示されている金額よりも多くの費用が掛かる
パンフレット等に記載されている金額はあくまで基本的な金額です。
また、本人の介護度や収入の金額によってもかかる費用は変わってきます。
現実的に何にどれくらいの金額がかかるのかを直接担当者に確認しておくべきでしょう。
主な月額費用の内訳:
・居住費
・食費
・日常生活費
・施設介護サービス費
・介護保険適用外の費用
・介護サービス加算
老人ホームは幼稚園のようなもの
老人ホームは幼稚園に子供を預けるのと感覚的に同じだと考えると良いと思います。
例えば、幼稚園児が熱が出た時など、「○○ちゃんが熱があるようです、すぐに引き取りに来てください」などとすぐに親御さんに電話がかかってきますよね。
老人ホームも同じで通院の必要がある場合など、基本的にはあなたに連絡が来て通院に同行する必要があります。もちろん緊急の場合は救急車で搬送されますが、そうでない場合はあなたが送り迎えをしなければなりません。
ただ、施設によっては職員が同行してくれる場合も(もちろん別途加算)ありますので、そのあたりもきちんと確認しておきましょう。
介護施設の見学と資料請求は仲介業者を利用する
実際に入所する際にはケアマネさんに段取りをしてもらうことになりますが、
事前の見学であれば仲介業者を利用すると便利です。
仲介業者は入所させて施設からマージンをもらうお仕事なので、入所する側は基本的に無料です。
私も高齢者支援の仕事をしていた時に何度も仲介業者と話をする機会がありました。
生活保護受給者でも入所可能な民間施設や、どうしてもタバコはやめられないという高齢者に喫煙所がある施設など、結構難しいと思われる条件を提示しても、どの方もとても親切丁寧で、何かを強要するようなこともありませんでしたし、本当に親身になって入居可能な施設を紹介してくれました。もちろんすべて無料です。
公的施設の見学はケアマネさんにお願いする
仲介業者を利用しての施設見学は基本的に民間施設の見学です。
ですので公的施設の見学を希望する場合は基本的にはケアマネさんを介してということになります。
そしてその見学は実際にすぐにでも入居が必要といった差し迫った状況になってからということになるでしょう。
入所のタイミングについて
どうなったら入所するべきなのか
前述した通り、親がどのような状態になったら自宅での介護をあきらめ施設入所させるのか、あらかじめ明確にしておくことが望ましいと思います。
決めておかないとあなたや周囲の協力者の限界を超えて介護しなければならない状況がいつまでも続いてしまうからです。
例えば、「自宅のトイレに一人で行けなくなったら」とか、「近所のコンビニまで一人で行けなくなったら」とか、「要介護1と認定されたら」などある一定の水準を超えたら入所させると決めておきましょう。
できれば本人の同意もとっておくべきでしょう。
まあ、いったん同意したとしても実際に入所が必要になった際にはごねる方も少なくないとは思いますが。
まとめ
・施設へ入所させる基準を明確に決めておく。
・実際の入所はまだ先だという時期に、入所に備えて近隣にはどのような住所施設があるのかを確認しておく。
・仲介業者を利用して資料請求しておく。そして極力時間を作ってどんなところなのか見学しに行く。
・見学時には実際にかかるであろう月額費用をきちんと確認しておく。
・有料老人ホームという選択肢を仲介業者を利用して十分に検討する。
・公的施設の見学はケアマネさんに相談する。