どーもこんにちは!
このブログでは私えびちゃんが親の介護を経験した上で、やって良かったこと、やっておけば良かったなと後悔したことをお伝えしています。少しでも参考になれば幸いです。
ジェノグラム作成は、親の介護の準備としておススメです。
ジェノグラムってなに?と思う方も多いかと思います。
ジェノグラムとは家族構成図のことです。直近の家系図みたいなものです。
上記の図は、私がおばの介護のために作ったジェノグラムです。
ジェノグラムを作ると何に役立つの?
より良いケアをしてもらうため
実際に介護保険を利用することになると、
ケアマネさんやヘルパーさんといった人達にお世話になるわけですが、
最初の段階ではこの方達には我が家の状況をまるで知らないわけです。
例えば、本人は何人兄弟で何処に住んでいる、子供は何人いるかなど、
それだけわかっているだけでも会話のきっかけにもなりますし、
本人が事実と異なる話をした場合には認知機能の確認にもなります。
何も知らない状況で支援するのと、ある程度知った上で支援するのでは、
まったく支援の仕方も変わってきますし、手間も省けるのでより良い支援が可能になります。
このジェノグラムにちょっとした情報を書き加えておくと、支援する側にとってはとても有益なものになります。
例えば、家族の住んでいる地域、年齢、困った時に動いてもらえる人なのかなど。
私自身も過去に東日本大震災の被災者支援を行っていた経験がありますが、
ジェノグラム作成のために本人から情報を聞き出すのは大変でした。
しかも震災で亡くなってしまった人も含まれるため、非常に神経を使いましたし、
作業は中々はかどらなかった覚えがあります。
あなたの味方になってくれる人の把握
親の介護を自分一人で行うのは限界があります。
ケアマネさんはあなたの最も頼りになる味方の一人ではありますが、
そうはいっても他人であることに違いありません。
自分でこのジェノグラムを作ることで、親の支援を手伝ってもらえる人の有無を把握できるようになります。
日常的に頼れるそうな人はいるのか、緊急時に駆けつけてくれる人はいるのかなど、
親本人の周りにどれだけの支援者となりえる人が存在しているのかを、あなた自身が把握できます。
ケアマネさんにあなたの本気が伝わります
ケアマネさんとしても家族の中で味方になってくれる人が欲しいのです。
介護について家族のどなたと相談したらよいのか、
本人から聞き出す前にあなたがジェノグラムを作成して渡すことで
ケアマネさんにあなたの本気がきっと伝わります。
お互いに味方なんだと認識できます。
これって大事なことですよね。
ジェノグラムの作成方法
実際のジェノグラムの書き方について
手書きで構いません。
パワーポイントやGoogleスライドを使える人はそれらを利用して作成しましょう。
内容について
言うまでもなく本人を中心として、
親兄弟とその子供(結婚していれば奥さんと子供まで)、本人との関係性はどうなのかまで記入したいところです。
同居している家族は囲んで区別しましょう。
その他把握できていれば友人や近所の親しい人の情報も入れると完璧です。
これがあるといざという時にも連絡がスムーズになります。
あなた自身が知っている情報のほか、親本人や周囲の人からも情報を集め、
より精度の高いものを作成してください。
まとめ
ジェノグラムを作成することで、介護に対するあなたの本気度がケアマネさんに伝わり、
ケアマネさんも親身になって相談に乗ってくれることでしょう。
それは支援する側にもされる側にも有益なことだと思います。
是非、この機にジェノグラムを作成してみてください。